2011-07-18

Deadhorse

今年の1月にSaved by Radio/Saved by Vinylからセルフタイトルのデビュー作(プロデューサーはJay Crocker)を出したカナダ、カルガリーのバンドDeadhorseがすごく気になる。先にCDとダウンロードで発表されて、その後アナログ盤でも春にリリースされた様子だが、もうアナログは無いっぽい。(追記:Saved by Radio/Saved by Vinylでアナログも販売されてます!7/26現在)
名前からなんとなーく分かりますが、サイケ・ガレージ・少しローファイ・ロックバンド。まだデビューしたばかりのせいか、メンバー編成が詳しく記述してあるのがあまり無いのですがこれ見ると基礎となってるのは4人なのか。どの写真でも6人居るけど。結構わいわいしてる感じがする。http://www.savedbyradio.com/rel_deadhorse.htm


完全にサイケ・ガレージ(若干レトロな)なんだけど、軽やかな部分もあってそこは今のバンドっぽい。このI'm a Lawyerの躍動感も良いなぁ〜!!でも曲によってタイプが若干異なる気も。男性Voの時と女性Voの曲とで違いが明確かな。

Deadhorse - I'm a Lawyer

Deadhorse - Interstellar Remedies 

この2曲はローファイな感じかと思いきや他は思いのほかがっしりしてます。バッキバキ

※アマゾンで全曲試聴できます→Deadhorse - Amazon

deadhorseab(official site)  
Myspace - Deadhorse



 

7/9 Parts & Labor @渋谷Lush

そして最近行ったライブでもう一つ!ブルックリンのノイズ・ポップ・バンドParts & Laborのジャパンツアーの渋谷Lush公演に行って来ました!!
2002年に結成、これまでに5枚のアルバムと3枚のEPをリリース。最新作は日本盤でもリリースされてます→MOORWORKS :Parts & Labor 
し かもこの日はParts & Laborのジャパンツアー最終日。他にも沢山バンドが出ていたらしいのですが、途中参加のためあまり前座のバンドは観れませんでした。しかしこういうハ コでのライブだとメンバー普通にフロアをうろうろしてたりするので毎回ビビる(笑)
ライブは と言うと、いや、マジで最高だった。 ライブだとサポートギターも加わり、4人編成。演奏力もそりゃばっちりだし、ノイズ・ポップ・バンドと言うぐらいだから音がごっついんだけど、メロ ディーってゆうか溢れるハーモニーに無条件に体が動いてしまう。ジャンル的にこれ!と言えない多様性も魅力。1時間以上演奏してくれたかも。聴いてて何より楽しいし、どの曲もバラエティに富んでいて懐の深さがひしひしと感じ取れました。そして余談ですが、やっぱり見た目的にもかなーり目立っている髭のベースこと、BJがお客さんから妙に絡まれて声援を送られていたのが少し面白かった。 ベースも滅茶苦茶カッコ良かったからなおさらなんだろうな。終盤には横によじ上ったり熱い場面も!
もう少し前からチェックしてればな〜とかなり後悔…でも観れて本当に良かった!!

この曲は中盤ぐらいに演奏したと思うんだけど、ライブでもかなり良い!!!


 アンコールは2回やってくれてこれは別の日ですが、最後はKanye Westのカバー曲でした!!

7/2 Black Lips/Vivian Girls/Gellers@渋谷WWW

かなり間が空いてしまいましたが…!あんなに楽しかったライブの記憶を自分で忘れないためにもブログをば…
まずは今月7/2に行われた Black LipsとVivian Girlsの来日ツアー!渋谷WWWで行われたライブで行ってきました!!

この日はさらに、前座に日本のロックバンド、Gellersも出演!!1994年結成、1997年頃から何度もバンド名を変えつつ、現在は5人組で活動。メンバーにトクマルシューゴ(Vo/ G)が居る事でも有名ですがリーダーとかは特に決まっていないらしい。(ライブ観たらさらに納得した)Black LipsとVivian Girlsが観れるだけでも嬉しいのにゲラースもって最高!!と思って楽しみにしてたのに…私、遅刻してしまいまして(理由は割愛…)なんと2曲しか観れなくてショック極まりないんですけど、ライブがこれまた吹っ飛びました。凄い!!安定して演奏に時にマスロックの様な変拍子っぷり。色んな感情が入り交じってるようなヴォーカル。(これは川副さんがVoの曲)でもそれが全部表にぶわーっと出し切るだけじゃ無く、ばっちり決まってるバランス感はさすがの力量。30分ほどだったみたいだけど、始めから観たかった…


この曲ももちろん演奏したみたいでちょっとほんわかしてます。(観れなかった…)

* 
 続いてブルックリンのガールズトリオ、Vivian Girls。今回は3thアルバム「Share the Joy」を引っさげての来日。ドラマーがFiona Campbellに交代して初の日本でのライブ。…とは言え、前回の来日は観ていないのですが、ルックスがキュート!!なのはもちろん、演奏が想像に抜群、1曲目から釘付けである。曲の良さがダイレクトに伝わって来る。しかもそれがダレる事無く、むしろ中盤から熱をどんどん帯びていって演奏もパワプル&タイトだった気がする。〜っぽいとかじゃ無くて完全にVivian Girlsとして確立されてるんだな。と今更ながら痛感。客層としてはやはり男子が多いのかと思いきや、女子の声援も多く聴こえていた所もファン層の広さが垣間見えた。うん、カッコいいなぁ!!


コーラスもめちゃ美しかったです!!!


* 
そして最後はアトランタの悪ガキ4人組、Black Lips!!最新作「Arabia Mountain」がリリースされたばかり。前回のライブがすごく評判だったので、かなり期待してたらもう出だしから暴れっぷりに圧倒。お客さんも待ってましたとばかりに盛り上がりは既に最高潮。そしてモッシュも起きる!私は上の方に居たのでステージが全体的によく観えたのですが、メンバー各自それぞれ何かとしでかしてる(笑)お酒は吹っ飛ばすわ、唾吐きまくるわ、暴れ回るわ…などなど。特にG/VoのColeは自分の唾をリリース&キャッチとかいうのを何回もやってた。(たまにミスる 笑) それを見かねてか途中でスタッフから横にバケツが用意されましたが、3分後ぐらいに蹴っ飛ばしてました(笑)同じくG/VoのIanはギターの合間にさりげなく決めポーズっぽいのを繰り出し、Dr/VoのJoeの日本語の異様な発音の良さ、B/VoのJaredもせわしく動きながらお客さんとハイタッチしたりと、書いてたらキリがないぐらいネタが多い(笑)でもすごいというかさすが!思ったのは、演奏はきちっとしてるし常に全力だ。つまりそれらの行動はパフォーマンス的な意味もあるんだろうけど、自然!?
そしてなんと言っても一番盛り上がったのは代表曲とも言える“Bad Kids”。どこからともなくトイレットペーパーが飛んできたりもした。それを観たメンバーもものすごい楽しそうだったのが印象的。アンコールは無かったけど本当に楽しかった!!!


この曲もカッコ良かったな〜ニューアルバムからも沢山聴けて嬉しい。

2011-07-06

6/22 Dustin Wong Live@七針 w/ oono yuuki, Sajjanu

先月の話になってしまうのですが、Ponytailのギタリスト、Dustin Wongのソロライブの行ってきました!今回の来日は6月中旬〜下旬までの滞在期間、都内を幾つかライブが行われたようです。去年も10月、ソロアルバム『Infinite Love』リリースの時期に来日していたけど観に行け無かったので今度こそは!と思ってました。

この日は oono yuukiSajjanuとの共演で始めは大野さん(この日はソロライブ)。歌が素敵でホントにしみた。思わず聴き入ってしまう感じ。Sajjanuは初めて知ったんだけど、マヒルノ、GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE、MASSIMOのメンバーからなるバンド。そりゃ凄く無いはずが無いなぁ〜!演奏がとてつもなく巧い…テクニックが半端ないし、曲調がころころ変わって壮絶。気がついたら口開けて観てました(笑)始めに音の加減をみて調節してたっぽいので会場に合わせてた?多分本来はさらに爆音なんじゃ…!

最後はDustin Wong。手際良く7つのエフェクターを自分の周りに半円状に配置。ライブどんなんだろう〜と期待が高まる。
日本育ちなので、MCとか大野さんに話を振られた時も話すのはがっつり日本語。めっちゃ人の良さそうな笑顔もナイスです!!
凄い…ギターの音が、多種多様でだんだん動物の声や笛(オカリナ系)に聴こえて来たりと本当に表情豊か。目を閉じて聴くとどこか違う所に居る様な風通しの良さが何とも爽快。旅をしているかの様な気分に浸れる。クライマックスは座って演奏してDustinがすっと立ち上がって、伸びの良い声も加わると高揚感がぐっと増し、鳥肌が立った。 1時間ノンストップで演奏してたけど、感覚的にはもっと短く思えたなぁ。観れて本当に良かった。癒しと言ったら語弊かも知れないけど、終わった後に心がすーっと軽くなる様な気持ちの良さすぎるライブでした!!

このライブ映像は今年に入ってからのもの。映像だけでもやっぱし凄い〜!!また来日したら絶対観に行きたい。

2011-07-04

2011 January~June my favorite album 10+1

1 Chad VanGaalen - Diaper Island
2 Fair Ohs - Everything Is Dancing
3 The Antlers - Burst Apart
4 The Dodos -  No Color
5 Braids - Native Speaker
6 James Blake - James Blake
7 Malajube - La caverne
8 Craft Spells - Idle Labor
9 Young Galaxy - Shapeshifting
10 Ponytail - Do Whatever You Want All The Time
プラス:Women / Cold Pumas / Fair Ohs / Friendo Split 7"

この10+1枚が上半期激フェイバリットアルバムと、スプリット。ブログ&ツイッターでしつこいぐらい書いてたりするので、割愛…(とゆうか貼る画像が出尽くした…笑)上の方何やら思いっ切り偏ってます。
1 Chad VanGaalen:
さらに中毒性が増してる気がする。一見フォークっぽくて普通に良いなぁと聴けてしまうけど、相変わらずタイトルがぎょっとするのがあったり、ふっと怖くなってくる不気味さ(褒めてる)が味がある!!その辺のバランスが良い。ミュージックビデオのアニメーションもますます磨きがかかってるし、アルバム全体の流れも申し分ない。中盤〜後半一気に加速して最後はほっこりした曲調で終わる。 トータルで彼の今までの作品の中で一番好きだなぁ〜。そういや最後の「Shave My Pussy」という曲が日本盤にも入ってたかが謎…。

2 Fair Ohs:
先に発売されたレコード。トロピカルで夏にぴったりなんだけど、ごつい。いかんせんごつい。写真とか見るとますます納得なんだけど、元ハードコア・バンドらしい。とにかく愛嬌たっぷりで聴いてて楽しい!でもたまーに夏の儚さみたいなのも、ほろほろと紛れてるのがイギリスのバンドっぽい(?)

3:The Antlers:
実は今まであんま聴いて無くて、今年1月のLocal Nativesの前座でライブを観てかなり熱くて感動したんだけど、それともまた印象が違う…こんなスケールでかかったのか!!
 The Antlers & Neon Indian Rolled Together


と、これはThe Antlers だけでも凄いのにNeon Indian とコラボっちゃってる映像!The Antlersのニューアルバムから「Rolled Together」演奏してます!圧巻。もちろんアルバムで聴いても良いわぁ〜!!

…とか言って10枚挙げたけど、まだ知らなかったり、気になってて聴いて無かったりするのが沢山ある!聴いても聴いても好きなアルバムが尽きないのは幸せだな〜としみじみした上半期です。