2011-09-18

Girls Names

これまでにEP2枚をリリース、今年4月にSlumberland Recordsからデビューアルバム「Dead To Me」をリリースした北アイルランドはベルファストの3人組、Girls Names
…って大分時間差がありますが、かなりハマってます。


「Dead To Me」に収録されているBury Meのミュージックビデオ。後ろに写し出されてるジャケの写真も素敵。
アルバム全体で一貫している時にはギターの残響感、時にはジャカジャカとかき鳴らす感に加えヴォーカルはなんだか哀愁漂ってるのがまず良いんですけど、ドラム&ベースの軽やかさが程よくマッチしててポップにサラッと聴けるのもすごく良い!(アルバムで3分超える曲が無い)主な要素はガレージなサウンドですが多分色んな所からの影響がうかがえます。ほのかにサーフ要素もちらちらある気がするけど?

これはアルバムを出す前の映像。普通に始めからトリオっぽいですが、実は結成時はCathalとNeilのコンビだったそう。そこに友人だった Claireがベースで加わり今に至っている。しかもClaireは以前はベースは弾いた事が無かったけど3週間で上手くいったとか。→このインタビューのCathal談 
え?ルックス的にそうは見えないよ…(笑)
古い曲をまた好きにさせてくれたとも言ってたりしてるので、トリオになった結果かなり良い方向性になったのでは?


bandcampの
Tough Loveで公開されている「Young & Research II - Tough Love Sampler」にGirls Namesの楽曲もあってフリーでダウンロードできます。これも短いけどめちゃ良い。(アルバム未収録)

2011-09-16

Odonis Odonis:debut album

先月にブログに書いたOdonis Odonisのデビューアルバムの情報が若干曖昧でモヤッとしてましたが、やっと詳しい情報が!!
この記事によるとFatCat Recordsから11/15からリリース予定、タイトルは「Hollandaze」トラックリストも発表されてます!(タイトルも違うし11月じゃないか!笑)
 「Hollandaze」
1. "Hollandaze"
2. "Busted Lip"
3. "White Flag Riot"
4. "Blood Feast"
5. "Seedgazer"
6. "New World"
7. "Handle Bars"
8. "Basic Training"
9. "We Are The Left Overs"
10. "Ledged Up"
11. "Tick Tock"
 

さらにこのバンドの中心人物っぽいDean Tzenosは以前はTen Kensで活動してたみたいで、ソロになった数年前にOdonis Odonisを結成した模様。(元々Ten Kensの起源は2003年、2009にメンバー変更があったみたいなのでおそらくそのタイミング?…新人と言う割には堂々っぷりが気になってましたが、やはりそうだったのか!! 
このデビューアルバムの制作(プロデューサか)にBlack MountainのColin Stewartが関わってるのも、FatCat Recordsでさらっと契約してるのも納得。

デビューアルバムからの曲"Ledged Up"も公開されています↓
Odonis Odonis - Ledged Up by Fat Cat Records

 この曲にもドラムマシーンが取り込まれてますが、やっぱりあくまでもスパイス的な使い方なのかな、と思った。つんつんしたギターが加わると印象が結構変わって最後とかかき消されてます。前のスプリットの時も思いましたが、ダークな感じなのに気がつくと聴き入ってしまう様な空気感。クールです!

2011-09-03

Shimmering Stars

もうすぐカナダはバンクーバーのShimmering Starsが9/13にHardly Art とAlmost Musique(仏)からデビューアルバムが「Violent Hearts」をリリース!!
音としては60年代の香りがする結構レトロな雰囲気を醸し出してます。存分にリバーブの効いたポップソングがなんとも良いです! このメロディがこれから涼しくなる秋に丁度しっくり来そうなグットタイミング…全14曲でどんな感じなのか今から楽しみ!!
 Shimmering Stars - I'm Gonna Try "East Van Girls / I'm Gonna Try"という EPは昨年にリリース済みですが、そこにも収録されているI'm Gonna Tryのビデオが…なんだかものすごくトホホなストーリー仕立て!(笑)楽曲の繊細さが際立ってます。切ないねぇ〜

と思いきやスーツで演奏してたりする。 そういう感じなのか!

Violent Hearts

01. Believe
02. I'm Gonna Try
03. No One
04. East Van Girls
05. Into the Sea
06. Nervous Breakdown
07. Privilege
08. Sun's Going Down
09. Sabians
10. Dancing to Music I Hate
11. I Don't Wanna Know
12. Other Girls
13. Did I Lose You
14. Walk Away
 

このbandcampから聴ける音源にもアルバムに入ってる曲ががあるのでチェック!超良い〜

Tokyo Police Club “10 Songs, 10 Days, 10 Hours, 10 Years.”

カナダ、トロントのTokyo Police Clubが8/24日から毎日、突如“10 Songs, 10 Days, 10 Hours, 10 Years.”というカバーソングプロジェクトを行っています。
これは8/23日からロサンゼルスのRed Bull Studioで2000〜2010年の楽曲を、毎日スタジオに入り(1曲10時間って事…?)10日間、全10曲アップする。というガッツ溢れる内容な様です。ネットでスタジオでの様子をライブストリーム放送を行ったり(ただし内容は結構ゆるめ? 笑)ポラロイドで撮った写真をアップしたりしています。
 詳細はこちら↓

各曲はバンドだけでなくPassion PitのMichael Angelakos、M83の Morgan Kibby、さらにはOrianthi(え!?)などなど…スタジオに呼んでコラボしていたり!24日から欠かさず楽曲をアップしていてぞくぞく完成してます!9/3日で最終日。誰の曲をカバーするかも毎日その日に発表されるというリアルタイム感。
(更新しました!)
2001 - "Southside" by Moby feat. Gwen Stefani (feat. Morgan Kibby from M83)

2002 - "Sweetness" by Jimmy Eat World (feat. Michael Angelakos from Passion Pit)

2003 - "Under Control" by The Strokes

2004 - "Since U Been Gone" by Kelly Clarkson

2005 - "Little Sister" by Queens of the Stone Age (feat. Orianthi)

2006 - "Long Distance Call" by Phoenix (feat. Ray Suen from Mariachi El Bronx)

2007 - "All My Friends" by LCD Soundsystem

2008 - "Kim & Jessie" by M83 (feat. Jamie Jackson from Hot As Sun)

2009 - "Strictly Game" by Harlem Shakes
2010 -  "Party In The U.S.A." by Miley Cyrus


こんだけ本格的にやってるんならリリースすればいいのに…とか思ってたらどうやら10/4に彼らのウェブサイトDine Alone RecordsからiTunesでリリースされるみたい!やった!!

 スタジオでの様子もYoutubeにアップされてます!大変そうですがなんだか楽しそう。なメンバーの面々。Vo/BのDave君、髪切ってなぜか1人だけ若返ってる(笑)

なんか真剣に話し合い?と思いきや、ピザの具の相談…(笑)Orianthiともちゃっかり記念撮影。 
今日でついに10日目!!頑張れ〜!!(誰目線…?)

8/15 Deerhunter/The Morning Benders@恵比寿LIQUIDROOM

先月サマソニにも出演した DeerhunterとThe Morning Bendersがサマソニエクストラで単独公演。これは絶対見逃せない!と言う訳で少し遅れましたが行ってきました。始めはあれ?人少ないかな〜と思ったら始まる頃にはパンパンに。期待が高まる!

まずThe Morning Bendersは前の日にも引き続き3人…でしたが、アルバムで聴くのとは少し違って聴こえて少ない音を逆に利用して魅せる。的な感じだったのがすごく良かった。唄が全面に出てるのでダイレクトに伝わって来る。サマソニの時よりものびがあってじっくり聴き入れたし。新曲も演奏したけど、これもかなり良かった!!もしかしたら次のアルバムは「Big Echo」とは方向性を目指すのかな?すっかり魅了された所でライヴ終了。40分ほどと短めだったのが少々もったいない!!

続いてDeerhunter。日本のこの状況といえ、今年2回も来日してくれるなんて嬉しすぎなのですが、観客の反応も09年の初来日の時とはもはや違う。なんせメンバーがサウンドチェックで出て来た時にも歓声が上がるし、ブラッドフォードはもちろん他のメンバーも観客から名前を呼ばれるなど人気っぷり。それを受けてメンバーも笑顔で手を降ってるし(ロケットのキラースマイルも炸裂 笑)登場する時もブラッドフォードはジャンプしながら登場。髪型もリーゼントでびしっ!と決まってて以前とは別人の様。かっこいい。
結果はやはりサマソニの時よりもこちらの方が良かったのだけど、 一番深く印象に残ったのは「Halcyon Digest」の1曲目、Earthquake。まさかこれをライヴバージョンで聴けると思わなかったので驚いた。Deerhunterの曲で得意とする、始めは音数少なめ→どんどん重ねていき会場全体を覆うほどの轟音。という流れで圧倒された。Nothing Ever Happenedは毎回本当にカッコいいし、(最近のライヴだと最後の方はPatti Smithのカバーがプラスされてる)Memory Boyもアレンジが加わっていてとってもポジティブ。個人的に超好きなSpring Hall Convertも演奏してこの辺はニュアンスを以前のまま残していて、パワーアップしてる感じ。メンバーも全員自信がみなぎってるし演奏も安定感が抜群。フェスの様な大きなステージでもハコでも変わらぬクオリティだよ〜アルバムで聴くのも良いしもはやライヴは別物だけど、やっぱり私はこの4人で演奏するDeerhunterのライヴが好きなんだなぁと再確認しました。アンコールではジョシュがギターを弾き、The CrampsのGreen Fuzzのカバーで爽やかめに終わったのもなんだか新鮮。
 セットリストネットで写真が上がってましたがちょいちょい変更されてたので並び替えてこんな感じ…(反応を見て変更したのかも)↓

Desire Lines
Don't Cry
Revival
Earthquake
Little Kids
Memory Boy
Nothing Ever Happened
Spring Hall Convert
Helicopter
 アンコール
Green Fuzz(The Cramps Cover)

大満足だけど、このサマソニエクストラ、1つ言うなら Deerhunterも一時間ほど。The Morning Bendersもだけどもう少し長尺で見たかった…

 サマソニより少し前の Nothing Ever Happenedのライヴ映像。ん!?メンバーの並びが総入れ替えしてる!他の時もちょいちょいブラッドフォードがセンターになってたりする映像が確認できたけど…ついに変えてくのか!?

Summer Sonic 2011- 8/14@幕張メッセ・QVCマリンフィールド

もう9月ですね…気持ち的にはすっかり秋ですがまだまだ蒸し暑い近頃。
先月の話で恐縮ですが、サマソ二今年は日曜だけ行ってきました!今年はステージの体制が変わってたり昨年とは若干の違いがうーん…な部分もありましたが、総じて楽しかったです。ソールドアウトしただけあって人の混雑っぷりも凄かったので、モニターがマリン以外にも設置されてたのは助かった!
 去年アイランドステージがあった所は移動し、(確かに蒸し風呂状態だったから良いかもしれない。)でかでかとクジラのバルーンが…風に揺れると動きが愛らしかったです。

 Friendly Fires終了後の様子。今年はフロア丸ごとマウンテンステージになっていて、開放感ありました。好きなバンドはこのステージで見たいな〜

夕暮れ時のビーチステージ周辺。ここでのんびり聴くのも良いなぁと思いましたが、(実はこのステージは初めてちゃんと行った)海が汚いのは…場所だけに仕方ないね(笑)

と、基本的にのんびり友人と見たいのを半分ずつ共有していて、全部観たバンドの方が少ないのでリストは省略。

*Puro Instinct(レインボー)バンド編成が6人なのもビックリしたけど音もかなり好きだった。テンションかなり低いかと思いきや、そういう訳でもなく結構力強かった。でもポップなサウンドの中、Vo.のPiper(姉の方)の存在感が凄い。目力があるしこの感覚どこかで…Ariel Pinkだ!と凄く腑に落ちた!もちろん妹Skylarのギターもツボを突いてて良かった。
*Deerhunter(ソニック)今回初めて日本のフェスに初登場だった訳ですが、最近では恒例の、始める前にまたスタッフの人に何か伝達→騒いで楽しんでくださいアナウンスが!英語圏以外のとこでは毎回やってるんだろうか…全員でサウンドチェックしてるな〜と思いきやそのまま演奏開始!しかも時間何分か早いぞ!(笑)Desire Linesから始まり1月の4ADとほぼ同じ流れでしたが、前回観た時よりもさらに安定感抜群。序々に轟音度が増していきLittle Kidsあたりでは完全に会場を飲み込んでました。凄いな!最後はCover Meでしんみり締めたのも意外。
*Friendly Fires(マウンテン)
踊りが凄くてライヴが凄いのは噂には聴いてましたが、その期待を余裕で上回る素敵さ!! アルバムよりも断然パワフル&ダンサブル。一貫して心地よい高揚感が溢れていて楽しすぎだった。終わった後しばらくその余韻が残っててぼーっとしてしまった。最後に両サイドのモニターに流れた「Pala」のジャケの鳥が羽を動かす映像が流れたのも印象的。そういやキーボードとこに小さい剥製(ぬいぐるみ?)居なかった!?気のせいか…そういう細かい部分も良い。

他に全部観れませんでしたが、ソニックのトリで演奏した、Suedeも激カッコ良かったしあのマイクパフォーマンスが拝めたのも思い出。Smith Westernsもすごく良かったなぁ。
来年はどんな感じになるんだろ、サマソニ。近年のジャンルの多様さはすでに板についてきてますが、普段自分が絶対観ない様なバンドが気軽に観れるのは私は面白いと思うかなぁ。でもそれって結局見る人が偏るし、加減が難しそう。なんだかんだで来年も行く気がする。