フィラデルフィアのバンドMan Manのニューアルバム「On Oni Pond」フルアルバムとしては2年ぶり5作目。2004年からほぼ同じ様なペースでリリースでアルバムを出していて、
中心人物のHonusは間に別のプロジェクトMister Heavenlyでも活動していたのもまだ記憶に新しい。プロデューサーは前作と同じMike Mogis。
静かにイントロダクション的に始まる#1 "Oni Swan" から一気に豹変する#2 "Pink Wonton"の迫力にまず圧倒される。10年近く活動しているのにまだまだ本領発揮と言った感じがかなり好感。そして先行で発表されていた#4 "Head On"はチャーミングなメロディがひと際目立つ。#7 "Deep Cover"のようなほぼアコースティックの様な曲も強い印象。
打って変わり少しレトロな感じがするダンサブルさの#8 "Pyramids"もあくまで生音重視でがっちりブレずに展開している。一番の強みはやっぱりエモーショナルなHonusのヴォーカルな気がしてくるが、そのインパクトと同じ位音も華やか。特にドラムが叩き出すタイトで時に攻撃性の強いリズムも重要なポイントなのだろう。#13 "Born Tight"の突き進む様なにぎやかさもどこか心強い。
全体を通して曲のタイプに富んでいるのにどれも充実してるし、決して中途半端感は無い。全部一旦吸収してそれを巧く、のびのびと発揮させている。もし共通しているとすれば「エンターテイメント性」なのかもしれないとも思った。
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*ANTI- Records : LP/CD[released]September 10, 2013
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#4 "Head On"のミュージックビデオ
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