2012-02-23

R.I.P. Women Guitarist Christopher Reimer

いや、これを書くのも本当に辛いし悲しい…カルガリーの4人組、Women のギタリストChris Reimerが2/21の就寝中に亡くなりました。享年26歳。
元々以前はWomenのMike Wallaceと共にAzeda Boothのメンバーとして活動し、脱退後2人とPatrickとMattの Flegel兄弟で結成されたのが Women。4人は古くからの友人だったらしい。
2008年にセルフタイトルの1st、2010年に2nd「Public Strain」アルバム2枚をリリースしてそれが各方面から高評価を得るも、2010年の秋ツアー中にライヴのステージでの喧嘩(注意:詳しい原因は明らかではありません)によって活動休止を発表。しかしそんな中でも2011年にWomen / Cold Pumas / Fair Ohs / Friendo Split 7"をリリースして現在に至ります。活動休止中でも4人とも音楽活動は続けており、Patrickは新しいバンドMattはWomenのアルバムプロデューサーでもあるChad VanGaalenのツアーサポート、Mikeは自身のバンドFriendoや最近ではPorcelain Raftのアルバムやツアーにドラマーとして参加。
そしてChrisはThe Dodosのギターサポートを務めていました。

詳しい死因やバンド、レーベル側からの公式な声明は発表されていません。
(追記 : アメリカの方のレーベルJagjaguwarのブログで追悼文が発表されました)→Jagjaguwar blog / RIP: Chris Reimer 
(追記2:本国FlemishEyeのサイトで追悼文が発表されました。これによると死因はまだ分からないとしつつも、他の健康上の問題と同じ様に心臓病に苦しんでいたとありますが…?さらに2010年のソロ音源も公開)→Chris Reimer 1986-2012
  Chris Reimer - Benelux by FlemishEye 
ツイッターなどでカナダの音楽メディアを始め、アーティスト(私が今日観ただけでもThe Luyas、Braids、The DodosのLogan Kroeber、Teen Daze、Baths、 Fair Ohs、Here We Go Magicなど)からも哀悼の言葉が投稿されています。本当に大好きなカナダのバンドだったし、まだまだこれからという年齢でWomen活動復帰も望まれていただけに非常に残念すぎます…ちなみにThe LuyasはChrisに捧げるアルバムを作り始めたツイッターで発言しており、今後が気になる所。

謹んでご冥福をお祈りいたします。 






これ前ブログでも載せた気がしますが、2010年のインタビュー映像。左側2番目の白シャツの人がChrisです。

Aaron Leaneyのタンブラーで今年の2/8にChrisがカルガリーのカフェで演奏したソロ音源を録音された物も公開されています。あまり知られて居ないだけでソロ活動も結構していたんでしょうか…?Womenの時とは少し赴きの違う、甘く綺麗なノイズが印象的。↓
 Chris Reimer — February 8th, 2012

追記:Chrisの実のお姉さんがメモリアルウェブサイトを開設。沢山のメッセージと写真が寄せられていますが、その中にThe DodosのドラマーLogan KroeberやイギリスのレーベルFAUXDISCXのDanからも投稿されています。↓
christopher john joseph reimer

2012-02-18

【band】Royal Canoe

カナダ、マニトバ州 ウィニペグのRoyal Canoe 実はウィニペグのバンド自体あまり自分の知識がほぼ無いのですが、この辺りのシーンってどんな感じなんですかね?とにかく最近気になる集団Royal Canoe。2/21にExtended Play EPをリリース!現在先行で"Hold on to the Metal”が公開されています。

この1曲聴くだけでもキャッチーなメロディに有機的に躍動するリズムが心地良くてぐっと来ます。人数が多いバンドならではの音の重なりも高揚感があって全体的にすごくポップと言えるのですが、よく聴くと一筋縄では行かない感じがこれまた魅力でクセになります。ジャンルも多様な要素が垣間見えたり。
このEPの前にも2010年の7月に1stアルバムをHead In The Sandからリリースしていますが、Royal Canoeは元々現在は活動休止中で同じくウィニペグのバンドThe Waking Eyesのメンバー、Matt Petersの別バンド。なので1st「Co-Op Mode」は2006年に書かれてレコーディングされたもので、The Waking Eyesのメンバーらとのコラボレーションアルバム的な物だった様。今回は新しいメンバーで6人組となってます。
 Royal Canoe:オフィシャルHP 


こちらも個性的で引き込まれます!ただ心地よいだけじゃない実験的な部分が炸裂してる。なぜ皆で懐かしのオーバーオールなのかは分かりませんが!EPもかなーり期待ですが同時に1stもチェックしたい所!!

2012-02-15

【news】Each Other release a new 7"

モントリオールのトリオ、Each Otherが昨年の10月にセルフリリースで発表した6曲入りEP「Taking Trips」に続いて今度はCrikey! RecordsからTraces to Nowhere / Sit Still 7"を3/1にリリース。プレオーダーも開始されています。
しかも今回、このPitchforkの記事でもB面曲 "Sit Still"が公開されてます!相変わらずこまめなリリース頻度が安定していて嬉しいのですが、この新曲も1曲の中で万華鏡の様に変わる曲調や抜群のコンビネーション感がさらにぎゅっと凝縮されている素敵なガレージポップ!!

ちなみに今のトリオ編成になる以前のバンドも相当クールなのですがそちらは前のブログ記事参照として頂きたいとして、そもそもの発端は09年位からですね。それに加え個人で色んなバンドを通過してたり、もしくは別に在籍しているっぽいので結構な活動ペースだと思う。
さらに今年の SXSWにも出演する様です→SXSW:Each Otherプロフィール
あと、ツイッターで頂いた情報なのですが、昨年セルフリリースされた「Taking Trips」が2/12にPrison Artからもリリースされた模様!(限定100)しかもデジタル音源もばっちり付いてきます。
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最後に去年の12月に出身地ハリファックスで行われたライヴの映像がYoutubeにアップされているので貼らせて頂きます。おぉありがたい…!

新曲も何曲かすでに演奏しているみたいで、トリオならではの巧妙さとダイナミックな曲展開(あとはパワフル系なドラム)が良いです!
こちらも去年のEPになかった曲。ベースレスですがギターで兼ねてる感じでしょうか。
他にもいくつかライヴ映像がアップされてて、今度の7"のA面の曲がこの中のどれかな気もしますが、B面はすでに違ったのですでに結構新曲あるのか…?と勝手に想像しています。いずれにしろ楽しみ。bandcampも要チェックです!

Each Other : bandcamp
(2/17追記しました)