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2015-05-25

Red Sea - In The Salon

アトランタの4人組Red Seaの最新作「In The Salon」3月にBayonet Recordsからカセットとデジタルで。ちなみに同レーベルから3バンド同時リリース。元々昨年に一度bandcampにアップされていたと思うのですが、改めてフィジカルも含めてのリリースといった所でしょうか。
今までのハーモニー感は保ったままでさらに捻りを加えたモダンな雰囲気が増している。(アー写などを見るとバンド自体のルックスも然りかも)曲自体がよりアート的になったというか、くるくると変化していくポストロックな展開がとてもユニーク。パッと聴き始めの印象はある意味とっつきにくくアバンギャルドな雰囲気なのですが、それが決して唐突なものでは無く過去の音源から分かる様にがっちりとしたバンドアンサンブルという土台があった上でといった印象を受けるので非常にスムーズで自然。そういう事だったのかと後からじわじわ良さがやってくる感じ。リリースする度に面白くなっていっています。現状維持に走らず独自の路線でゆるやかに変化していくバンドは意外と貴重なのではとも思った。
#1 "Life Image Module"は穏やかなメロディながら躍動感が印象的。タイトル曲の#2 "In The Salon"にはシンセが入りちょっと印象が異なりますが、Josh Hughes(おそらく同じアトランタで活動するStevie Dinner、またWarehouseのメンバーでもある)のが関わっている模様で納得。ちょっと違った風合いを出している。リズム感が面白い#5 Participationや続く#6 On The Marbleもメロディが際立つ。情報がまだまだ少ないバンドかもしれないが、今後のリリースも楽しみだ。
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*Bayonet Records : Cassette/Digital[released] March 3, 2015
 
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2015-01-17

Meat - Special Treat

アトランタのDoug BleichnerによるMeatのフルアルバム「Special Treat」
昨年の10月にbandcampでデジタル音源とSkeleton RealmからCDが出ている。
彼はWarehouseのドラマーでもあるのたが、レーベルの説明によると2008年頃からシーフードレストランに小さな穴を掘った(地下って事だろうか)"rat's den"でレコーディングを初め、EP「Slime Master's Feast」(ちなみにフルアルバムにも入っている4曲の初期バージョンかも。現在はフリーダウンロード可)を作り、そこから出で今作のフルアルバムを制作したと言うやや謎の説明が。そんな感じで完成したと思われるこのアルバムは1"Hat"を聴けば分かる様にとにかく軽快・明快でキャッチーなギターサウンドが一番の魅力。どこか飄々としたヴォーカルも当然曲と相性抜群。#2 "Trash"といい、ちょっとだるっとした雰囲気も相まってマイペースさがなんとも良い。#5 "Diet Coke"では哀愁感も醸し出しながら1曲ごとで完結している印象も受けるが、各曲それぞれ感情はとても豊かで自由にやりたい事をやっている様な風にも思えた。やはりほぼ自分で制作しているのかもしれない。
そもそもMeatという名前やビデオなどからも伝わるが、Skeleton Realm周辺の音楽はもちろん続々増える謎の動画など良い意味でいちいちギャグっぽい部分も好きです。
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*bandcamp : Digital[released]October 5, 2014
*Skeleton Realm : CD

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#2 "Trash"のビデオ。最近こういう一昔前のビジュアル感覚を取り入れてるの多い気が。中盤に日本語のデロップが突然出て来ます(笑)

2015-01-01

LITTLEFOOT - NIGHT OF THE LIVING DREAMS


マサチューセッツ州ボストンの4人組、LITTLEFOOTの昨年12月にリリースされたデビューアルバム「NIGHT OF THE LIVING DREAMS」
可憐ながらもしっかりと主導していく歌声、それに輪をかける様な美しいハーモニー。#2 "maps & hands"や#5 "night of the living dreams"などではドリーミーで繊細なギターサウンドにサーフポップ的な軽やかさが加わりは心地良い事極まりない。#4 "worrydoll"ではじっくりと噛み締めるようにハーモニーがどこまでも広がる。#9 "fever dream"では全体を包み込むような安心感。#3 "bleak"では反面、哀愁がじわじわと波紋のごとく広がっていく。そんな曲調でも一貫しているのは音の響きのまろやかさ。反響によって微妙な感情の起伏がゆるやかに弧を描くように表現されている。なんの疑いも無くすっと受け入れられながらも決して単純なイメージでは無く、よく聴くとむしろその逆で様々なイメージを沸き立たせるようなある種のゆとりがある。暖かい木漏れ日の様にも思えるし月夜の様なひっそりとした雰囲気もある。語弊があるかもしれないが聴き手に負担がかからない、こっちまでなんだか優しい気持ちになって行く感じだ。そういった意味ででは影響されたもの(おそらく比較的古い物なのでは)を背景に置きながらそれを上手く消化し自分達に沿う形に発展させていて、彼女らもまた現代的なセンスを持つバンドなのかもしれないと思った。柔軟性を持ちながらも周りに流されないような存在感のあるアルバム。
bandcampからフィジカルではCDとカセットが。デジタルも購入出来る。—————————————————————————————————————————

 *bandcamp : CD/Cassette/Digital [released]December 5, 2014

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2014-08-16

Spoon - They Want My Soul

テキサス、オースティンのSpoonの4年ぶり通算8枚目のアルバム「They Want My Soul」それぞれ別バンドやソロ、プロデュースなどの活動を挟みつつとはいえ、デビューアルバムが1996年なのでもう18年という間バリバリの現役で活動し続けているという事の凄さ。正直な所、私は6枚目「Ga Ga Ga Ga Ga」で彼らを知ったかなり後追い派なのだがそれ以前の作品を聴いてもどれも興味深い。作品によってアプローチは変えても芯の部分では一定の、変わる事の無い情熱や姿勢を貫いている事が伺える。当然と思うがそれはかなりの創意工夫と積み重ねて来た実積があってこそなんだろうなと感じる。
話は逸れたが今回のアルバムもそんな安定のSpoonらしさを遺憾なく発揮しながらまた違った側面を見せてくれる。メンバーも5人に増え(Divine FitsのライブメンバーだったAlex Fischelが加入と知り納得)細かい表現での幅がさらに広がっているのだろう。そしてレーベルもLoma Vistaに移籍している。#1 "Rent I Pay"では頭にズンと響くようなギターサウンドの存在感。一転#2 "Inside Out"ドリーミーなニュアンスで一瞬違う次元に引っ張られたような不思議な感じがする。この現象は今回のアルバムの随所に見られる特徴かもしれない。ダイナミックでクラシカルな部分とスマートで近代的な部分とを故意に行ったり来たりしている。違和感が無くスムーズだ。#4 "Do You"はそれが丁度混じった中間地点の様な印象。もちろん#3 "Rainy Taxi"でのエモーショナルな熱を放つ曲も良い。魅力の一つでもあるのが楽曲自体はキャッチーで親しみやすいのにやや斜めから切り込んでいる様な歌詞。タイトルからも分かる様に#8 "They Want My Soul" もまた然りだ。不満をユーモアに変えるようなタフさ、ひねくれているようでもなぜか時に非常に正直でシンプルに感じる。聴き手(もしくは彼ら自身かもしれない)を毎回飽きさせる事なく、自分達がやりたいと思う事を堂々と自信を持って表現しているのがひしひしと伝わって来る。
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*Loma Vista : LP/CD [released]August 5, 2014 
*MAGNIPH(日本盤) : CD[released]August 6, 2014
 
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余談ですが7月にKEXPで行われたセッション映像。新作からだけで無く過去作からも多く演奏しているのに注目。2nd収録のMetal Detektor(98年)もさりげなく。ちなみに来日は過去2度だけで日本でもまたライブが観たいと切望しますよね。

2014-04-29

Homebody - s/t

コロラドはデンバーを拠点に活動するトリオ、HomebodyのニューEP。(元はデジタルで昨年に発表された)カセットでのリリースでカナダのカセットレーベルCraft Singlesから。一度聴けばその繋がりに思わずなるほどと言いたくなるのですが、リバーブをたっぷり効かせたサウンドに流れるような疾走感と混沌とした展開がポップな#1 "Keeping Home"は出だしからインパクト大だ。反面#2 "Embroidery"は良い意味で拍子抜けするようなまろやかさ。ハーモニーが際立っている。#3 "Tame"はのびのびとした雰囲気が最高にポップで、張り切りすぎない絶妙なな弾けっぷり。全体的にもやに包まれながらもその中からリズムのメリハリが浮かび上がって来てポストロックな印象もある。程よく肩の力を抜いた脱力系なのに所々に垣間見えるタイトなパワフルさが決め手となっているように思える。いやむしろ逆かもしれない。メロディは瑞々しく軽やかで時にエモーショナル。曲調の変化も楽しい#5 "New Breatharian"やずぶずぶと音の渦に飲みこまれそうでギリギリの所でポップな明るみへと転換する#6 "Courting"も印象に強く残る。ちょっとクセのある変化球ながら素敵な6曲。やみつき度は高い。
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*Craft Singles : Cassette/ Digital[released]April 22, 2014 
(*bandcamp : 2013 )

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2014-03-23

Stevie Dinner - ~Mystery Flavor~

2013年に戻った話になるのですが、アトランタのStevie Dinner(境界線がやや曖昧だがTV Dinnerの別バンド)のアルバム「~Mystery Flavor~」
bandcampとフィジカルではMuckman RecordsからCDとカセットがリリースされていました。全体的にポップなのに聴いているうちにいつの間にかどんどん湾曲していくような雰囲気に飲み込まれます。#2 "Card Declined for Pizza & Wine"はアップテンポなメロディから序々に変化していき、フルートの音色もうすら不気味さを増長させていてなんともクセになる。 #3 "Stranger"はこもった中にゆらゆらとヴォーカル(これはどの曲でも当てはまるかも)が漂うひと際ムーディな曲。かと思えば突然思い出したように勢いを増してみたりするのでびっくりする。#6 "Black Cat"はシンプルながらもフックがあるし、曲によっては瑞々しいギターサウンドの間を時にスペーシーにうねるシンセが飛び交っているのが印象に強く残る。そんな目まぐるしさが素直に楽しい。しかしインストゥルメンタルの#13 "~Mystery Flavor~"はどこかモンドっぽくもありまた違った一面も。もやっと密室的で予測不能な展開が次々に起こる全16曲。奇抜な組み合わせをしれっとこなすセンスはなかなか。かなり面白いです。
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*Muckman Records:CD/Cassette/Digital[released]September 5, 2013
*bandcamp : Digital[released]September 10, 2013 

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2014-02-15

Red Sea - Yardsticks for Human Intelligence

アトランタで活動するアートロックもしくはノイズポップバンドRed Sea。今月に突然このタイミングでbandcampにリリースされた4曲「Yardsticks for Human Intelligence」
レコーディング自体は2012年だそうで、#1 "Tandem Stye"は以前から公開のみされていました。1曲の中で曲調がごく自然な流れで変化していくランダムな驚き。過去にはメンバーの他バンドでの活動もあったりと、もしかするとバンドで活動するのはそこまで頻繁では無かったかもしれないが、当然それはネットで見える範囲での話。数は少なくても曲の持つ奥深い煌めきは抜群。変幻自在でありながら決して難解では無く、むしろ聴く側にすっと入って来るような伸びのあるハーモニーに全体が覆われているのも持ち味。
#2 "Grape"後半の美メロからのまろやかながらどこか不穏で機械的なノイズとのギャップが面白い。#3 "Down With The Crown"ではずっしりとしたリズムにふわっと余韻を残していくギターサウンドも軽やかに映える。 #4 "Vacant Ring"もざらついた音を編み込みながら展開されていく豊かなヴォーカルの広がり。でも一貫して印象に残るのは時々浮き出て来るメロディの鮮やかさなのかとも思う。
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*bandcamp : Digital[released]February 12, 2014

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昨年の映像のようですが "Vacant Ring"を演奏しています。

2014-01-26

Scrapings (compilation)

ニューヨーク、ブッシュウィックのカセットテープレーベルPrison Artのコンピレーション「Scrapings」総勢18組のアーティストからなるこのテープはCarpi Recordsとのコラボレーション作になっている模様。
2レーベルでそれぞれにリリースした事のあるThe Miami、Plums、Shopping Spree、Brandon Hurtadoの曲が収録されていてどのバンドもひとひねり効かせていてユニーク。 中盤に収録されているSswampzzの"Serenity Now"もパンチの効いたノイズパンクで目が覚めるよう。やはりニューヨークのバンドが多いようですが、同じくPrison Artから以前EPをリリースしたカナダはモントリオールのEach Otherのメロウな雰囲気漂う"Certain Happenings"(公開はされていながらどの作品にも入っていなかった)が収録されているのにも注目。その縁なのか彼らが以前組んでいたバンドLong Long Long、さらにさかのぼりYork Redoubt時代から一緒だったメンバー、Caleb LangilleのプロジェクトMean Windの曲"Down for the Count"もさり気なく入っているのも聴きどころ。タイプも様々ですがレーベルの統一感みたいな物がしっかりあるように思えて、エクスペリメンタルながらもポップな人懐っこさが魅力的。コンピレーションである事がさらにその自由な空気感を増幅させているのだろう。—————————————————————————————————————————

*Prison Art : Cassette/Digital[released]January 23, 2014

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2013-12-26

TV DINNER / The Movie

アトランタのThe Clap(現在は活動していない模様)メンバーらによる新プロジェクトTV Dinner。今年の3月にbandcampにデジタルでリリースされていた4曲「The Movie」
音を聴くとこれまでのサイケガレージでは無い。一つのジャンルに収まらずに、断片的なものを組み合わせたようなコラージュに近い。まだまだ試行錯誤の最中といった感じながらもDIY感たっぷりなビデオがすでに何本かあり、これにも注目したい。映像と合わせると彼らのビジョンが見えてきそうでかえって謎が深まるような気も。#1"Papa Gâteau"はスクリーンに女性が歌う姿を映し、それに合わせて淡々と演奏している。といったそのままな演出なのだが二次元的な感じがさらに強まり柔らかい歌声がどこか冷たく若干シュールな印象。#4 "Micro.wav"は一早くyoutubeで公開されていた曲で、ゴリゴリとした質感にポップな反復メロディが脳裏に焼き付く。完全に家の中で繰り広げられるゆるい宇宙観の#3 "Radioactive Make Out Club"もナイスだ。
4曲とも方向性は統一されておらず、次にどうなるか分からない自由な展開。それぞれ別のフィルター越しに見ているようだ。ただ、音やメロディにレトロでクラシックな空気がほのかに漂っているのは以前からの特徴なのかもしれない。この大正ロマンっぽい感じのアートワークが気になりますがThe Clap時代、メンバー自ら曲にこんなビデオをサンプリングしてたのを思い出した。このプロジェクトはその後どうなっているのか不明ですがこのある意味ひょうきんな感性は失わずに居て欲しい。
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*bandcamp : Digital[released]March 17, 2013

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2013-12-01

Islands / Ski Mask

Islandsが今年9月にリリースしたニューアルバム「Ski Mask」
我が道をゆくと言った感じにリリースし続けていて2006年から通算5枚目。まず目に入るのはギョッとせざるを得ないアルバムのジャケット写真。どんな突拍子もない内容かと思いきや真逆。サウンドは非常に繊細でひたむきさすら感じる。#1 "Wave Forms"は穏やかなメロディーにシンセサイザーの音が背後で行き場を失うようにちらついている所はまるでThe Unicorns時代を彷彿させる。攻撃的では無く、華やかさから一歩引いて見ているような内省的な曲が多め。しかし毎回色々な試みを少しずつ取り入れている印象があり、その傾向を更新しながらもより焦点が絞れている。(原点回帰というのもあるのでしょうか)#6 "Hushed Tones"などは外に向かって広がる大らかな表現が漂流もしくはさすらい、みたいな言葉が似合う。そう思うとIslandsというバンド名が今更しっくりくる気もする。アコースティックからバンドサウンドへ変わる様がじわじわと熱を帯びる#10 "We'll Do It So You Don't Have To" も聴きどころ。意外性は無いかもしれないが、まさにスキーマスクの下に隠されているような彼らが持つユニークさやひねくれ的な感覚が未だ消えずに残っているのが頼もしい。
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*Manqué Music : LP/CD/Digital[released]September 17, 2013 
 
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メンバーも出演、ドキュメンタリー的な?#1 "Wave Forms"のオフィシャルビデオ。
   

KEXPのセッション映像から(#10 "We'll Do It So You Don't Have To")

2013-11-19

Night Beats / Sonic Bloom

シアトルを拠点に活動しているトリオ、Night Beatsの今年リリースされたフルアルバムとしては2枚目の「Sonic Bloom」リリースは前作と変わりReverberation Appreciation Society(つまりAustin Psych Fest)からのリリース。
その事や目を引くビビッドなアートワークから察する通り、聴いた途端から中毒性の高めサイケデリック/ガレージサウンドにアルバム全体が覆われている。
タイトルの#2 "Sonic Bloom"は目眩のしそうなギターサウンドが耳に残り、不気味な笑い声も入って曲にさらに怪しさが増す#8 "The Seven Poison Wonders"もかなりインパクト大だ。じわじわ粘着系の曲もあれば、骨太でソウルやR&B的な要素もちらりと感じられて渋い曲も。トリオならではのタイトさは十分にあっても勢いや雰囲気任せにしない、曲の中に細かい表現が盛り込まれていて程よい巧妙さも感じられてユニークだ。やや毛色の違う#12 "At the Gates"の存在感も効果抜群。しかし狂気の様なピリピリとした緊張感は最後まで続いてたるまない。むしろラストの#13 "The New World"ではさらに過熱してストイックな印象も。メンバーは他のサイドプロジェクト、例えばThe UFO Club(The Black Angelsのメンバー)やNight Sun(Curtis Harding、Black Lipsメンバー)のメンバーでも活動しているだけあって、自己完結だけに収まらない柔軟さもあるのだろうか。テキサス周辺のド定番サイケなのかと思いきやそれだけで無く、四方八方に広がりを見せる中身の濃いアルバム。
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*Reverberation Appreciation Society : 
 LP/CD/Cassete/Digital[released]September 24, 2013 
 
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ちょっと怖めな#8 "The Seven Poison Wonders"のビデオ

2013-10-06

Dr. Dog / B-Room

フィラデルフィアのバンドDr. Dogの8枚目(セルフリリース作も含む)のニューアルバム「B-Room」メンバーは昨年の「Be the Void」と同じで6人編成。前作との間に「EP Wild Race」(デジタルのみ)もリリースしている。1999年から今までかなり長い間活動し続けていても基本的に中心メンバーは大きく変わらず。メインで歌い、アルバムでは交互にヴォーカルを取るScottとTobyコンビも健在だ。これがバンドとして良い作用になる場合とそうでない場合があると思うが、彼らは間違いなく前者だろうと感じた。
#1 "The Truth"を聴いた時はなんだか落ち着いてしまったと思ったがそうでは無さそうだ。ハーモニーの美しさを守りつつ、"ローファイ"の烙印を振り切る様にどんどん近代化していった空気感が今回は不思議とまた逆戻りしているのでは。もちろん今度はポップでパワフルな曲の構成や安定感を伴っての事。ピアノの音色がひと際クラシックな華やかさを出している#4 "Distant Light"、#7 "Long Way Down"の厚みのあるサウンドなのに対して#6 "Too Weak To Ramble"はアコースティック1本でひたすらシンプル。自信が伝わって来る。しかし幾つかの曲、特に#9 "Twilight"ではどこかつかみ所の無い、もやっとしたサイケデリックな雰囲気が初期を彷彿させる。この辺は好みは分かれるかもしれないが、彼らのユニークな魅力を再発見できた。始めはタイトルからしてベタな印象もした#11 "Love"もアルバムの良い位置に入っていてアルバムのキーポイントとなっている様に感じた。やや攻め気味の前作とはまた違ったおおらかさがある。
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*ANTI- Records : LP/CD[released]October 1, 2013

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2013-09-16

Man Man / On Oni Pond

フィラデルフィアのバンドMan Manのニューアルバム「On Oni Pond」フルアルバムとしては2年ぶり5作目。2004年からほぼ同じ様なペースでリリースでアルバムを出していて、
中心人物のHonusは間に別のプロジェクトMister Heavenlyでも活動していたのもまだ記憶に新しい。プロデューサーは前作と同じMike Mogis。
静かにイントロダクション的に始まる#1 "Oni Swan" から一気に豹変する#2 "Pink Wonton"の迫力にまず圧倒される。10年近く活動しているのにまだまだ本領発揮と言った感じがかなり好感。そして先行で発表されていた#4 "Head On"はチャーミングなメロディがひと際目立つ。#7 "Deep Cover"のようなほぼアコースティックの様な曲も強い印象。
打って変わり少しレトロな感じがするダンサブルさの#8 "Pyramids"もあくまで生音重視でがっちりブレずに展開している。一番の強みはやっぱりエモーショナルなHonusのヴォーカルな気がしてくるが、そのインパクトと同じ位音も華やか。特にドラムが叩き出すタイトで時に攻撃性の強いリズムも重要なポイントなのだろう。#13 "Born Tight"の突き進む様なにぎやかさもどこか心強い。
全体を通して曲のタイプに富んでいるのにどれも充実してるし、決して中途半端感は無い。全部一旦吸収してそれを巧く、のびのびと発揮させている。もし共通しているとすれば「エンターテイメント性」なのかもしれないとも思った。
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*ANTI- Records : LP/CD[released]September 10, 2013


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#4 "Head On"のミュージックビデオ
 

2013-08-07

Lantern / Rock 'N' Roll Rorschach

 
フィラデルフィアのLanternが今年の7月にリリースしたアルバム「Lantern / Rock 'N' Roll Rorschach」
現在のメンバーはZachary Devereux FairbroterとEmily Robb、そして以前は別のドラマーでしたが今作からChristian Simmons(モントリオールのEach Other、Sheer Agonyのメンバー)が参加。写真やインタビューなどでは2人の時が多いようですがバンドとしてはトリオ編成。
元々Oman Raというバンドで活動していたZacharyが次のバンドOman Ra IIでEmilyが加わり、Lanternとしては2010年頃から活動しているよう。
#1 "Evil Eye"からグルーヴ感に溢れたサウンドが全開。ベビーなリズムで艶のある #2 "King Of The Jungle"はふつふつとアツくなる高揚感がカッコいい。#8 "Heart In Your Tongue"の華やかさも然り。ほんのり漂うブルージーな渋さと空気までもが熱を放つインパクトに圧倒されまくりだ。
根底にあるのは古き良き60〜70年代のロック、ブルース、プロトパンク(#6 "The Conjurer"や全体の雰囲気的にサイケも少々)などなど。それらの王道的な要素をしっかり持っていてそれを自在に操って表現している反面、自分達にフィットするように巧くミックスさせられる柔軟さ、曲よってニュアンスが変わり次はどんな曲が来るのかと飽きない。まさにタイトルにも入っている"ロックンロール"という言葉がすんなり自然と似合ってしまうバンドとアルバム。
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*Sophomore Lounge  : LP[released]July 9, 2013  
*bandcamp : Digital

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最後がシュールな#2 "King Of The Jungle"のビデオ。
LANTERN - KING OF THE JUNGLE from Jacqueline Lachance on Vimeo.

2013-05-05

Deerhunter / Monomania

2001年の結成からフルアルバムとしては6作目になるDeerhunterのニューアルバム「Monomania」もう立ち位置的には中堅以上のキャリアなのではと思うし、作品を出す度に大きな話題となってますが毎回明確な作品のテーマやビジョンを持ち、同じ事はしていない。常に新鮮な印象をキープ続けているのが凄い所。しかも今作は今までの流れからまた大きく変化している。ドリーミーな雰囲気が一気に後退し、よりリアルで生々しいガレージロックなサウンドとなっている。BradfordとLockettのソングライティングの違いがさらに薄まっているのも注目。この点はDeerhunter内だからあえてなのだろう。そして結成時からバンドを支えるドラマーMosesの存在も忘れてはいけない。
しかし驚いたのはまずメンバー編成。ここ何年か4人で落ち着いている様に見えたがここに来てベーシストのJosh Fauverが脱退。新たにJosh McKayがベースに、もう一人ギタリストが増えFrankie Broyles(現在は解散している同じくアトランタのBalkansの元メンバー、Lotus Plazaではドラム担当)が加入。変化の話をしましたが彼らのアルバムには必ず感覚まで麻痺してくる様なひたすら反復系の曲があるのはおなじみ。過去作なら"Nothing Ever Happened"や"Desire Lines"など。今回はそれがタイトル曲の# 10 "Monomania"なのだろう。後半でただただモノマニアを連呼するのに圧倒されてしまう。しかし聴いているうちに以前とは違い、迷い無くストレートな熱を放っている。
Monomania(偏執症の一種でもある)という言葉のチョイスが絶妙で、好みが多様化している現代ではなおさら。少なからず誰にでも持っている、起こりうる様な事で必ずしもネガティブな印象とは思えない。キャラクターを通じて表現するタイプなのかもしれないが、そこに個人的な想いも自然と練り込まれている気がする。うっすらと色々な曲に出て来る「老い」を連想させる歌詞。そういった面でのリアルタイムさも共感を集めて魅力の一つなのだろうなと思った。—————————————————————————————————————————

*4AD : LP/CD[release]May 7, 2013

*Hostess Entertainment Unlimited (Japan) : CD[released]April 24, 2013
※日本先行発売

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2013-03-05

Unknown Mortal Orchestra / II

先月のHostess Club Weekenderでの来日ライブも記憶に新しいポートランドのトリオUnknown Mortal Orchestraのセカンドアルバム「II」。
2月にリリースになった今作はレーベルが変わりJagjaguwarから。前作の雰囲気とはやや異なるのでびっくりした人も少なからず居るのではないだろうか。1stはどちらかと言うとノリが重視されて次々に進んでいく感じ(ジャカジャカした)の物だったとすれば、今回はより滑らかに落ち着いている。ゆっくりと浸透してから時間差で効果が出て来る様なサイケデリックさが聴いていくうちにどんどん深みにハマります。印象としてはシンプルになったと思うかもしれないがその分メロディや歌に伸びが出て存在感が増している。そして逆にファンキーさはもっとくっきり浮き出て来て#4 "One at a Time"は痺れるギターと共に攻撃性を帯びたベースとドラムが炸裂している。そんな中ふっと思い出した様に突然飛び出してくる#2 "Swim and Sleep (Like a Shark)"はひたすら目立っていて少し哀愁のあるメロディが一層沁みる。緊張感とは違うが、どこか瞑想する様な感覚に近いのかもと思う。
1枚目と2枚目の間にドラマーがメンバー交代してるのも少なからず質感が若干異なっているポイントかなとも思える。 というのもHostess Club Weekenderでのライブの際はアルバム発売前だったのもあってかほぼ前作の曲メインで(新譜からは2曲)演奏していたが、想像以上にダイナミックで空間を取り込む感じが圧巻。音源で聴いている時に感じるギターの味があってもくもくとこもった音色はライブでも健在だったのがすごく良かった。今度はぜひ新譜の曲も沢山聴いてみたいと思ったし、フェスのボリュームながらとても充実したライブだった。
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* Jagjaguwar : CD/LP[released] February 5,  2013

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シュールな#2 "Swim and Sleep (Like a Shark)"のビデオ。(閲覧注意ぎりぎりか?)


2013-02-24

Dog Bite / Velvet Changes

アトランタのDog BiteはWashed Outのキーボード奏者として知られるPhil Jonesのプロジェクト。「Velvet Changes」は今年2月にCarpark Recordsからリリースされたデビューアルバム。確かにそう言われて聴くと、全編を通して思わず納得してしまうようなドリームポップな雰囲気に溢れている。#1 "Forever, Until"や#2 "Supersoaker"では純粋に浮遊感のあるメロディ、リヴァーヴ多めのとろけそうに耳に残るハーモニーやシンプルめなドラムの音も思いっきり反響して溶け込んでいる。単にそれだけだとちょっと物足りないかもしれないが、#4 "Prettiest Pills"あたりからはうねりのようなグルービィさがあったり、サイケポップな趣きが感じられるのも特徴。#8 "Paper Lungs"のちょっとしたユニークな展開のある曲も含んでいるのも良い。要するに非常にバンド寄りなサウンドなのでは。でもそれもそのはず。ライブでのメンバーは他に4人居て、いずれもアトランタのバンドから。このPRUGEのインタビューにもある通り、Will Fussell(Moodrings)、Stephen Luscre (Red Sea)、Woody Shortridge(元Balkans)、Cameron Gardner(Washed Outのドラマー)と言った感じに同じ地域ながら様々な所に広がっているのも閉鎖的にならずに程よく開放感のあるサウンドになるのかもしれない。
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* Carpark Records : CD/LP/Digital[released] February 5,  2013

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#4 "Prettiest Pills"のミュージックビデオ。

2012-12-23

MMOSS / Only children

アメリカ、ニューハンプシャーのバンドMMOSS。デビューアルバムはBurger Recordsから出していましたが、フルアルバムとしては2作目となる「Only Children」はTrouble In Mind Recordsからのリリース。もろ60年代のサイケデリックなテイストがどっぷり思う存分展開されています。とろける様な美しいメロディラインに広がるオルガンの音色、安定感抜群のリズム隊、それに加え彼らのサウンドでかなり重要な位置にあると思ってしまうのは、やはりフルートの音色。自由な軽やかさを纏って表情豊かに飛び交ってます。それがさらにぐっと色鮮やかなサウンドに。でも印象としては所々にほのかにエクスペリメンタルな雰囲気もあって、サイケでも様々なテイストを盛り込んだ往年の定番を押さえているのにどこかモダンさを感じるのが魅力的。
聴き始めて早々に#1 "Spoiled Sun"のどっしりとした余韻に引きずりこまれますが、そこからのハーモニーの美しい#2 "Okay"への切り替わり方が鮮やか。そして中でも10分越えの#3 "War Sux"は圧巻。反復するリズムと対照的に後ろで渦を巻くノイズが炸裂し、フルートのびやかで美しい音色とが一体となる感じがたまらなく良い。レイヤーを重ねるように立体感、および奥行きが出ている。それはどの曲でも言える事で濃厚でくらくらするほど。音に深みとキレはあっても全体的な雰囲気はドリーミー。この表現力が非常に巧いです。まろやかな心地良さが残る純サイケデリックなアルバム。
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* Trouble In Mind Records : LP, CD[released] Nobember 13, 2012

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#3 "War Sux"のオフィシャルビデオ。にぎやかです。
 

2012-11-25

【band】Dr.Dog

1999年頃から活動するフィラデルフィアのインディーロックバンドDr.Dog
60年代を彷彿とさせる様なベーシックなメロディやハーモニーを土台にして、しっかり伝承しながら独自のセンスでユニークな作品を出し続けている。始めはローファイと位置付けられながらもアルバムを出すごとにそれは消えて代わりにパワフルさとより新たな魅力が増えゆく。でも基本の部分はある一定の所からブレていない。Scott McMickenとToby Leamanの2人の毛色の違うヴォーカルも大きな特徴。(ちなみに2人はDr.Dogの前にはRaccoonというバンドでした。)シングル、スプリット、EPなども沢山ありますが、前からずっと書きたかった、今回3枚目から7枚目までをフルアルバムのみに焦点を絞ってまとめてみます。余談で現在は使われているかは不明ですが、メンバーはそれぞれTから始まる単語にニックネームがありました。
 * 
「Psychedelic Swamp」- 2001
 * *
 「Toothbrush」- 2002
始め2枚は飛ばしてしまいますが…デビューアルバムは現在廃盤?「Toothbrush」はまだデジタルでは購入可な様です。

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「Easy Beat」- 2005 / Park the Van
ローファイ感がまだまだ色濃く残る3枚目。しかしメロディ/ハーモニーの良さや曲の構成など現在の骨格はこの頃にほとんど完成されている。他の後期の作品よりシンプルですが、強めのサイケデリックな浮遊感が魅力的です。それに軽くストリングスが入る曲もあったり、色々要素をミックスするセンスはすでに健在。決して派手さは無いのですが何かが引っかかるユニークさが曲の至る所で垣間見れます。
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アルバムの中でもひと際目立つ、#6 "Fools Life"夢に出て来そうなビデオがかなり個性的。



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「We All Belong」- 2007 / Park the Van
注目度が一気に上がったのはこの4枚目のアルバムからかと思われます。ちなみに#1 "Old News"はRolling Stone誌の「 list of the 100 Best Songs of 2007」の40位にランクイン。 それも納得ですが、そういったやや陽が差し始めた様な陽気さと、まだ残っているダークさが完全に混ざらず残っている部分が魅力だと思う。全体に漂うある種の哀愁感が彼らのアルバムの中でも独特な雰囲気。スロウば曲ほどじわりと味があって良い。丁度現在と過去の中間的な作品かと。
※のちにAntiから再発—————————————————————————————————————————
Lettermanにも出演。この頃はまだバンド内髭率が高いです。



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「Fate」- 2008 / Park the Van 、BounDEE
前作から一年と早いのに変化が一番大きかったのは5枚目かもしれない。サウンド面でかなり向上し、元々のハーモニーの美しさがこれでもかと披露されている。TobyとScottの個性の違いがより明確。より伸びやかで煌めきがあって、もはや曇りは見当たらない。この時期の彼らの写真やアルバムを通して聴くと気が付くのだが鉄道がテーマになっているらしく汽車の音が所々に入るのも注目。唯一日本盤にもなった。 
※のちにAntiから再発
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でもなぜかビデオはホラー(笑)渋さが良い#6 "The Ark" Dr. Dog "The Ark" from Adam kurland on Vimeo.


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「Shame, Shame」- 2010 / Anti
6枚目。ここからはさらに垢抜けてきている。ドラマーのJuston Stensが抜け、代わりにEric Slickになったのも音が若返るのに一役買ったのかもしれない。前作のレトロ志向のせいか、序盤は前作からの延長の様になのに途中からぐっと「現代」になっている。表現ももっと豊かになり貫禄っぽいものも出始めています。全体的なバランスと安定感は抜群な一枚。 根っこの部分が変えずとも、そこで満足せずにさらに良くし新しいものを取り入れようとする感じが伝わる。
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 このビデオからも分かる様に、場合レトロ志向を辞めた訳では無く立ち位置を変えたのてはと思った。彼らの曲の中でも特にメロディが美しい#2 "Shadow People"バンドの見た目の変化にも注目。 Dr. Dog "Shadow People" Music Video from All Ages on Vimeo.
 


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 「Be The Void」- 2012 / Anti
今年リリースの7枚目となる最新作。なんともう一人パーカッションやギターサポートのメンバーのDmitri Manosが加入し、現在6人組となった彼ら。音の方もそれに比例しパワフルかつ少し今までとは異なるユニークさが加わる。それは特にリズムに顕著に表れていて(若干トライバル的な)メインヴォーカル2人との相性もぴったり。ハーモニーを引き立てています。余裕すら感じられる堂々とした雰囲気が心強いです。サウンド的にまた一皮むけ、躍進した充実作。
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#11 "Warrior Man" DIYさが伝わって来るビデオ。このわいわいした感じが良いですね。



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【おまけ】Dr.Dogのライヴはいつかこの目で見たい!!なオススメ映像2点

ステージセットもDIYな感じで凝ってる。ライティングが凄いし圧巻。

おなじみArchitecture in Helsinkiのカバー曲"Heart It Races"のセッション映像