イギリスはブライトンのレーベルFaux DiscxからリリースされたTense Menの「Where Dull Care is Forgotten」そもそもこのレーベルはCold Pumas、The Soft WallsメンバーのDan Reevesが運営している。元々のそんな縁もあってかTense MenはSauna Youth、Cold Pumas、Omi Paloneの3つのバンドメンバーからなるプロジェクト。
相性は抜群なのだろうと想像できるが、まさしく良いとこ取りな印象はそのままにそれぞれの持ち味が発揮され上手くブレンドされたようなアルバム。良さが対立せずに絶妙にマッチしている。とはいえ、白眉はなんと言っても的確なビートを繰り返すドラムとベースのミニマルさとひりひりと炸裂するギターサウンドのぶつかり合いが緊張感と熱を生み出している#2 "RNRFON"だろう。静けさから波紋のようにまろやかなで美しい広がりを見せる#4 "Where Dull Care is Forgotten"も引きつけられるし、#5 "Nonentities"のようなどっしりとした展開は単にポストバンク要素だけでは無い魅力も。ラストの#6 "Opiate Glow"はよりパンクな面が色濃く出ていてその突発的に荒ぶる中にも程よいひねり加減がユニーク。
聴いていると6曲があっという間に終わってしまうが、潔さみたいなスッキリとした印象を残す。結果的にシンプルに思えても各曲はどれもユニークで創意工夫が伝わってくる。
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*Faux Discx:LP/Digital[released]March 10, 2014
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#2 "RNRFON"のビデオ
Forgotten Hall様 こんばんは
ReplyDeleteこもった歌声がお経のようで、
まるでチベットの大音声を聴いているような・・・
ミステリアスな雰囲気のまま、ビートに引き込まれていく快感がありますね。
GAOHEWGIIさま
ReplyDeleteこんにちは。
黙々とした反復からゆるやかに印象が変化していく感じが想像力を掻き立てられるようで面白いですよね〜クセになります。たまに何かが沸点に達して炸裂するのもカッコいいです。