2011-12-30

My Favorite Albums (and EP) of 2011 Part1

文章力が無さすぎなので、今まではしませんでした…初です。こうやって書くと自分の中で1年のまとめが出来てスッキリするんですね(笑)家の大掃除の方はまだ全然スッキリしてないですけどね!
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20. Malajube : La caverne
過去に来日もした事のある、歌詞を全編フランス語で歌うモントリオールの4人組の4枚目のアルバム。前作は若干ダークな雰囲気が強い様に思えたのですが、今回はリードトラックで公開されていた#1 Synesthésieから初期の様なポジティヴさが復活していて良い。でもお得意のドリーミーさと不思議系な部分はしっかりと健在しているので安心。もう、どこを取ってもMalajube。パワフルなサウンドも安定感があって動と静のバランスも丁度良い。また来日して欲しい。
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19. Deadhorse : Deadhorse
念のためテキサスのバンドでは無く、カルガリー男女5人組のデビューアルバム。やや渋めで実にサイケ・ガレージ色の強い音なのですが、メインヴォーカルによって曲の表情が全く違うのが少しびっくりしました。バッキバキのロック&ブルースな曲もあれば、スロウで浮遊感がサイケデリックさ全開な曲もあってバラエティに富んでます。伸びのあるヴォーカルに芯が強いサウンド。基本的に古き良き的な雰囲気がしますが、(ビジュアル的にも)#6 I'm a Lawyerではモダンな側面も見えてさらに幅が広い。特に好きな曲です。

Deadhorse - Cushion from Welcome To The West on Vimeo.

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18. Fair Ohs  : Fair Ohs 
夏の時期にかなり聴きました。ロンドンのトリオFair Ohs。前から何回も言ってるのだけど、主な特徴としてはトロピカルなのにごつい。元はハードコアバンドだったというのが納得。なんでこういう路線になったか知りたいです。合わなそうでマッチしすぎな組み合わせ。イギリスのバンドっぽいと言うと語弊があるかもしれないですが、メロディーに夏の終わり、もしくは憧れの様な切ない雰囲気があるように思えます。なので太めのベースラインに思わず小躍りしたくなるにぎやかなサウンドでありながらも案外まったりする。

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 17. Young Galaxy : Shapeshifting
Young Galaxy3枚目のアルバム。彼らも初期の頃はバンクーバーで活動していましたが、現在はモントリオールで活動してます。(そのパターン多い気がする。)やや中性的なヴォーカルに力強く躍動するリズムが染み渡ります。壮大でどっしめのサウンドですが、水面の反射のみたいなキラキラ感が幻想的。じっくり聴いていると音も細かい部分とかまでもが洗練されてる所が好きです。このジャケの様に自分が水の中に居て、どんどん深い所にハマっていく心地よさ
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16. mavo : EP 
今年の4月にbandcampでリリースされたモントリオールのバンドmavoの6曲入りのEPでレコーディングされたのはDigital Bird Studio。清々しい気分になるギターサウンド。どの曲もアグレッシヴかつタイトでカッコいいのですが、その反面キメ過ぎない丁度良いゆるさも合わせ持ってる感じがします。90年代の良い部分をぎゅっと凝縮した様なポップさも素敵。ちなみにVo/Gは大阪出身のMitz Takahashiさんです。なので、#2 昼寝は歌詞も日本語だったりします。高橋さんは家具も作ってるみたいでめっさオサレ。
#1 Pay as You go
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15. Nurses : Dracula
タイトルも"ドラキュラ"からして個人的にかなりツボだろうと思ったらまさしくでした。アメリカはポートランドのバンドNursesのセカンドアルバム。#1 Fever Dreamsの出だしからして浮遊感がどっぷりで良いです。今のバンドらしい音響感もあって、まどろみサイケ・ポップ。響くパーカッシヴなリズムにヴォーカルが伸び良く合わさって、どこか神秘的な雰囲気も醸し出してます。あとこれは全く関係無いのですが、これを聴きながら皆既月食を観てたら非常にマッチしてました。深い夜のイメージがする。

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14. James Blake : James Blake
初めてちゃんとJames Blakeを聴いたのは実はラジオで#6 Limit To Your Loveが流れた時だったのですが、ダブステップとか全然知らないのにかなり印象に残っていや、これは凄い!と勝手に感動してしまいました。後でよく考えたら、私を含めたそういう全然違うジャンルを聴く人にも響くのは曲のセンスの良さもあるだろうけどヴォーカルの力なのかなと思った。と、いうのを10月にライヴを観て尚更思った。もちろんバンド編成になった時の凄さは今年一番の衝撃だったかも。ライヴ観た後に聴くとまた印象変わった。

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13. Braids : Native Speaker
元カルガリー、現在はモントリールの男女4人組Braidsのデビューアルバム。本国でもかなり注目されていて今年のPolaris Music Prizeのショートリストにもノミネートされている。澄んだヴォーカルに飛びかう実験的なサウンド。一音一音が光を発している様な高揚感が素敵です。水の流れてる音も入ってたりするせいか、すごく自然で周りの空気にすっと溶け込む身軽さ。それでいて壮大さもちらりと見えるので、次のアルバムも楽しみ。ちなみにこの次に出したPurity Ringとのスプリットの曲もかなり良い。


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12. Dirty Beaches : Badlands
モントリオールのAlex Zhang Hungtaiによる1人プロジェクトDirty Beaches。始めの頃アナログ盤が欲しくても売り切れでなかなか手に入らなくて、ようやく買えた時は超嬉しかったです。今はいつの間にかCDもあるんですね。今年のPolaris Music Prizeのロングリストにもがっつりノミネートされてます。タイムスリップしたかの様な渋いサウンドが格好良さ過ぎです。ロカビリー的な要素もある気がします。始めはダークなイメージだったのですが、聴いてるうちにそうでも無い感じに思える。ジャケもビデオも毎回クールです。


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11. The Antlers  : Burst Apart
今年の2月にLocal Nativesの来日時に前座として出演したThe Antlersのライヴを観たのですが、凄かった。おそらく20分ほどで短かったけど、熱演していてサウンドの奥深さがとっても印象に残ってる。(その時は失礼ながらほとんど聴いた事が無かったのですが…)でもその後5月にこのアルバムを聴いた時はもっと凄いと思った。全体的に音は優しい感じだが熱を帯びていて想像したよりも深いイメージ的に白昼夢とか言われそうで、確かにそうだと思うけどもっと現実味があってがっしりしてる気がする。今度はぜひ単独で観たい。

The Antlers:  Every Night My Teeth Are Falling Out from Blake Patrick on Vimeo.


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と、ここまではこんな感じです!正直ランクを付けるというのがやや抵抗があるタイプなので、20〜11の好き度は同じぐらいです。ってそれ言ったら元も子も無くなってしまいますが…(笑)あとここに書いてないのではGirls NamesとGauntlet Hairもハマりました。 James Blakeは「Enough Thunder EP」もかなり好き。

Part 2に続きます↓
My Favorite Album (and EP) of 2011 Part2







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