カナダはプリンスエドワードアイランド州のシャーロットタウンの4人組、Boxer the Horseの今月リリースされた2枚目のフルアルバム「French Residency」。2010年にCBC Radio 3のBest New Band of 2010に、前作から"Mary Meets the Pilot"が2010 Song of the Yearのリストに選ばれていたり、さらに2011年にはPEI Music AwardsのRock Recording of the Yearにも選出されるなどカナダ国内ではすでに注目されているバンド。2010年にリリースされた「Would you Please 」ではオルガンなどの鍵盤を取り入れているサウンドが圧倒的に多く、レトロでフィルターがかかった様な音が渋くてそれもすごく良いのですが今作はその要素は後ろにひっそりと下がり、代わりにパワフルで太めなギターサウンドが前に出て来て方向転換している。でも以前の様な要素が無くなってしまった訳では無く、憂いのある様なゆったりとした曲とが交互に織り交ぜてあって、そのコントラストがアルバム全体を生き生きとした印象にしている。サウンドやヴォーカルの幅もぐっと広がったのかもしれない。プレスリリースにもあった様に確かに80年代オルタナティブと90年代のローファイさを纏っているが、同時に今風な軽快さもあってグットメロディが溢れている1枚。骨太めなサウンドを出し始めて新たな一面が炸裂したと言った所なんでしょうか。ちなみにプロデューサーは前回同様Alec O'Hanley(Molly Rankin, The Danks, Two Hours Traffic)つまりサウンドの変化は完全にバンドの意向。今後の展開がさらに気になります!音源はbandcampで購入かBird Law Recordsではデジタル付きカセットも限定でリリースしています。
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*bandcamp:Digital,CD [released]March 13, 2012
*Bird Law Records : Cassette Tape[released]March 23, 2012
*Bird Law Records : Cassette Tape[released]March 23, 2012
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最近のが見つからなかったので去年の映像。なんかライヴ良さそう!新作から"Community Affair"
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