アトランタのDog BiteはWashed Outのキーボード奏者として知られるPhil Jonesのプロジェクト。「Velvet Changes」は今年2月にCarpark Recordsからリリースされたデビューアルバム。確かにそう言われて聴くと、全編を通して思わず納得してしまうようなドリームポップな雰囲気に溢れている。#1 "Forever, Until"や#2 "Supersoaker"では純粋に浮遊感のあるメロディ、リヴァーヴ多めのとろけそうに耳に残るハーモニーやシンプルめなドラムの音も思いっきり反響して溶け込んでいる。単にそれだけだとちょっと物足りないかもしれないが、#4 "Prettiest Pills"あたりからはうねりのようなグルービィさがあったり、サイケポップな趣きが感じられるのも特徴。#8 "Paper Lungs"のちょっとしたユニークな展開のある曲も含んでいるのも良い。要するに非常にバンド寄りなサウンドなのでは。でもそれもそのはず。ライブでのメンバーは他に4人居て、いずれもアトランタのバンドから。このPRUGEのインタビューにもある通り、Will Fussell(Moodrings)、Stephen Luscre (Red Sea)、Woody Shortridge(元Balkans)、Cameron Gardner(Washed Outのドラマー)と言った感じに同じ地域ながら様々な所に広がっているのも閉鎖的にならずに程よく開放感のあるサウンドになるのかもしれない。
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* Carpark Records : CD/LP/Digital[released] February 5, 2013
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#4 "Prettiest Pills"のミュージックビデオ。
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