カナダの4人組Fist Cityが今年6月にBlack Tent Pressからリリースしたニューアルバム「It's 1983 Grow Up!」
バンドの始まりは2009年(本格的な活動は2010年からっぽい)アルバータ州レスブリッジで、元は別々のバンドで活動していた模様。今回フルアルバムとしては2作目。1曲目"Boring Kids"からエネルギッシュに飛ばしていてカッコいい。感情がもろに伝わってくるヴォーカルにキレあるギターサウンド、パワフルなドラムとベースが一体となって生まれる疾走感がなんとも痛快。うねるサウンドの残響までもがエネルギッシュ。パンクな曲が基本ですが、#3 "Weak End"や#6 "Wet Freaks"など所々にふっとキーボードの音色が入る事で奥行きが加わり、メロディ/キャッチー感がより前に出てきます。これは突っ走る要素とも言うか緩急のバランスが絶妙です。最後の#12 "Never Bored"の圧倒的な勢いで完全燃焼。そして後に残るのは心地よい爽快感。
聴いた後体温までヒートアップしそうなサウンドの渦に飲まれそうになる事必須です。今年は同じく6月にシングルBuried/Cryptic Transmissions 7″もリリースしていてこちらはLa-Ti-Da Recordsから。2曲ともアルバム未収録。
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* Black Tent Press : LP,CD[released] June 1, 2012
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