Divine FitsのメンバーはSpoonのBritt Daniel、元Wolf Parade/Handsome FursのDan Boeckner、New Bomb TurksのSam Brownという3人からなるまさに夢のコラボなバンド。今年5月、突然のHandsome Furs解散のニュースの後にサラッと結成が発表されましたが、早くも8月末にMerge Records(Euro、UKはAnti)からリリースとなりました。クレジットによると今年5月にレコーディングを始め、マスタリングまでを1ヶ月でこなしてるという仕事の早さ。前にブログで書いたようにSpoonとWolf Paradeのつながりは書きましたが、そんな肩書きの話題性に引けを取らないかなり本気なアルバム。
サウンド的にざっくり言えばSpoonとHandsome Fursのぞれぞれの要素があまり偏る事なく、かと言って個性が消える事なくミックスされていてかなり高相性。実際メインヴォーカルの割合もほぼ同じ位に。今まで気にしてませんでしたが2人のヴォーカルの熱っぽさにはどこか似ている部分があるんだなと実感します。リズムは骨太かつ直線的で、忘れちゃいけないのがSamの叩くドラムも力強く支えていて好印象な点。エモーショナルな熱量を放つ反面、Brittのタイトでユニークな音響部分やDanのダンサブルで時に痺れる様な音の存在感が光ってます。同じ部分はさらに強力に、違う部分もお互い上手く活用している様な所がさすが。現在はツアー中で、9月5日にMAGNIPHから日本盤もめでたく発売されるのでここはぜひとも日本でもライヴが観たいと強く思うこのごろ。
追記: BrittはDivine Fitsの他にも新しいバンドに関わっているそうで(大元のSpoonの方も変わらず継続か)かなりの多忙っぷり。
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*US Merge Records : LP, CD, Digital[released] August 28, 2012
*Euro/UK Anti Records[released] August 27, 2012
*日本盤CD: MAGNIPH [releases] September 5, 2012
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サポートメンバーも加わりライヴは4人な模様。これはBrittがヴォーカル/ギター、Danがベースを弾いてます。超カッコいいです。
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