カナダ国内だけに留まらず注目を集めている、トロントのトリオMETZのデビューフルアルバム。Sub Pop Recordsと契約してからのリリース。始まりから終わりまで途切れる事のないノイズパンク/グランジな音が炸裂しまくっている。休憩する暇など全く無く、聴いていてただ息を飲み続けてしまう。90年代オルタナティヴ好きを始め、近年のリバイバル世代など意外と様々な趣向の人にヒットしそう。これだけ硬質でストイックな事をやっていてもどこか入りやすいというかすんなり聴き込めるのがやはり今のバンドらしい部分なのかなと思った。そして視界まで歪みそうなハードコアさはあっても音の雰囲気だけに関して言えば、あまり暗い感じは見られないのも特長。その両方のバランスが良い。
ちなみにセルフタイトルのこのアルバムはプロデューサーはHoly FuckのGraham WalshとCrystal Castlesのプロデューサー、Alex Bonenfantという心強さっぷり。(やはりそこもトロントつながり。)
ニューバンドとして取り上げられる事が多そうですが、結成は2008年。メンバーの年齢層も決して低くなさそう所が、 今までじわじわと力を付けて来た感じが伺えます。ある種ストレートとも言えるのは色々磨いていった結果なのではとも思った。このアルバムを聴く限りライヴも凄いのだろうなと想像が付くのでぜひ観たい。日本盤はTrafficからリリースされています。
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* Sub Pop Records : CD/LP/mp3[released] October 9, 2012
* Traffic(日本盤) : CD[released] October 10, 2012
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#7 "Wet Blanket"のビデオ。
スタジオライヴでもこのヘビィさ。やはりカッコいい。#1 "Headache"を演奏してます。
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