カナダのバンクーバーの4人組、Peace(※同名バンドが複数いるので注意)のSuicide Squeezeから10月にリリースされた2ndフルアルバム「The World Is Too Much With Us」
は2011年のアルバム「My Face」以来の新作。
前作同様ポストパンクの要素がありつつ、それと並行して今回はサイケな雰囲気がやや強化されている様に思った。リリース前に公開されていた#1"Your Hand In Mine"は伸びやかなメロディの良さがキラリと光る。なのでこれはてっきりポップ路線に変更したかと思いきや#2" Fun and Games"や #3 "The Perp Walk"などではキレのある曲が続く。時に言い放つ様に(いい意味で脱力感を含んだ)時にメロディックに歌うヴォーカル、うねりが格段に増して際立つギター、メロディ寄りで豊かなベースライン。曲にぐっとパワフルさを加えるドラム。そういった個々の良さが合わさった時のインパクトがかなり大きい。どこかポップな部分と勢いを保ち、さらに堂々とした安定感さえ漂い出しています。
そして後半の#6 "Winterhouse"から流れがゆるやかに変化して来る。曲の尺も長めになり、力強く突き進みながらじわじわと曲がヒートアップしていく様が良い。要素としては前からすでに持っていたのかもしれないが今までとは違った一面が。特にラストの#8 "Tattoo"はスケール感もさらに広がってアルバムでも一番深い地点。三段階ぐらいに良さがじわじわ来る大充実。
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* Suicide Squeeze : LP/Digital[released] October 16, 2012
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(メンバー出演な"Your Hand In Mine"のビデオ追記!:2012 11/14)
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