オタワのCaylie Runcimanのプロジェクト、Boyhood。12月にリリースしたニューアルバム「when i'm hungry」ライヴでのメンバーには彼女のボーイフレンドがベースを、そして弟がドラムを担当しています。(ちなみに弟のCallum RuncimanはGrime Kingsというバンドでも活動中。来年アルバムも出すそう)昨年のEPはbandcampのデジタル音源とBruised Tongueからカセットでリリース、今回のアルバムもデジタル音源とカセットでも出ている模様。#2 "Fresh Meat"のダークめな浮遊感がじわじわと惹き付けられますが、その後#3 "Thailand"は次々に音が重なっていくドリーミーな展開に溶け込む柔らかい歌声が非常にマッチしていてユニーク。#6 "As a Fog"は痺れながら揺らぐ音の触れ幅によってさらに煌めきが増す。普段は基本1人プロジェクトなんでしょうか、前のEPの時と比べると今回は全体的にギターとシンセがメインに出ている音になっている。それが逆に霧に巻かれたサイケデリックでずぶずぶとした独特の空気感を醸し出していて良い。全てにフィルターが掛かっているかの様。でもよく聴いていると時に気だるくゆったりしているのに芯が強いというかどこか鋭い。そういった二面性もある感じが二重に惹かれる所なのかもしれない。
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* bandcamp : Digital (cassette)[released] October 5, 2012
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#3 "Thailand"のビデオ
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あとこのアルバムに入っていませんがライヴだとまた違ってこんな感じ。カッコいいです。
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