2013-05-19

【band】Grime Kings

Grime Kingsはカナダはオタワで活動するバンド。Facebookのプロフィールを見ると4人組な模様。2011年から作品をbandcampから出し続けており、毎年1枚のペースでアルバムがリリースされている。(その間にデモ音源やコンピレーションの参加なども)
ロックサウンドをベースにしていますがそんな部分を軽々こなし、そこからさらにエクスペリメンタルな要素を柔軟に用いた多様なアプローチが光る。アートワークと密接に共鳴している様などろっとした混沌さが常にあって、それが他と一味違った魅力を彼らはすでに持っているのでは。ちなみにメンバーのCallum Runcimanは同じくオタワのバンドBoyhoodのライブでドラムを担当。というのもBoyhoodのCaylieは彼のお姉さんです。
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2011年作,「Something Ugly」から#2 "What's It Gonna Take?"
ごつごつとした荒削りなサウンドがカッコ良く目立ちますが、結構各曲の質感も異なります。

2012年作, 「First View Of The New」から #3 "Eden"
どこか倦怠感に飲まれたダークな雰囲気が効いてます。音の「間」的な物や、効果音やサンプリングを使い至る所にしかけがあってユニーク。

#7 "As You Please"の2012年ライブ映像。


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そして今年もアルバムを出す予定なのか、ちらほらFacebookで情報を目にしますが現時点(5/19)ではタイトルは「Perfume」で2曲が公開されています。これを聴く限り前作とはまた違ってきて変幻自在かつダイナミックなリズム展開にメロディがよりくっきり浮き出ており、ややエモーショナルなヴォーカルと相まって躍動感があるサウンドに。
まだ年齢的にも若いと思われるので表現力が自由だし、それを吸収するだけでなくアウトプットする手腕も兼ね備えていそうな気がします。アルバム非常に楽しみです。

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