2012-11-18

Slam Dunk / Welcome to Miami

カナダはビクトリアのバンド、Slam DunkFan Club Music Clubから7"をリリースしその後、 昨年2011にフルアルバム「The Shivers」をLPとデジタルでリリース。(現在でもデジタルがbandcampでフリーDL可能。こちらもかなりオススメ)そして今年11月にFile Under: Musicからリリースした2ndアルバム「Welcome to Miami」と確実にステップアップしてる雰囲気が伺える。
とは言えそれは元々の持ち味だろうと思うが、聴いていて笑顔になってしまう思わず良い意味での荒削りな持ち味はそのままにそのダイナミックさが見事に全て心強い魅力になっている。もちろんそれはサウンド面の表現の豊富さ然り、アルバム出だしの#1" #Can't Stand It"などに見られる、以前より前面に出てさらに色気や華やかさが増すサックスの音色然り。ザクザクと躊躇なく切り込んでくる所がとても清々しい。パンク、ガレージ、あるいはほんのりフリージャズ、もしくはスカ的な要素はまんべんなくミックスされ、全部が同時に向かって来る様な凄みと迫力。パワフルでエモーショナルなダブルヴォーカルやダイナミックなドラムも勢い良く冴える。#3 "Da Dunda"の疾走感に至ってはもう文句無しの格好良さ。そういったファンキーな魅力に加え、土台が安定してる頼もしさがあるのではと思う。メロディはしっかりとしてのびやかだし、ふっと良い感じのタイミングで入るコーラスも良し、そして#7 "Runner"のピアノのクラシックな音色はじんわり沁みる。といった感じに勢いだけでない懐の幅の広さがチラチラ。最後の10 "Fantasy"ではラストに相応しい達成感。
レーベルのサイトによると今回プロデューサーはBlack Mountain、Dan Mangan、最近ではA.C. Newmanなど沢山のバンドを手がけるColin Stewart。(前作ではミックスを担当)
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File Under: Music : LP,CD,Digital[released] November 13, 2012
(※LPは生産が遅れている模様で、11月下旬位との事。11/18日現在)
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Slam Dunk - 02 Dying Breed by File Under Music
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2011年のCFUVのスタジオライヴ映像。この曲も「Welcome to Miami」に収録#8 "Sass" そう思うと曲自体は前から暖めてきてたんでしょうか。にしてもライヴもかなりアツそうです。
Slam Dunk - "Sass" from CFUV 101.9FM on Vimeo.

 

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