2012-04-23

The Spook Of The Thirteenth Lock / The Brutal Here and Now



アイルランドはダブリンのThe Spook Of The Thirteenth Lockの2ndアルバム。(しかも発売日が13日の金曜!)2008年にセルフタイトルのデビューアルバムを出している。2009年には来日ツアーもしていて、その時のライヴもバンジョーも使用し素敵なライヴでした。基本的に伝統的なアイリッシュフォークがしっかりと根底にありつつも、サイケ、プログレ、ポストロックなど色々なテイストを上手く溶け込ませたエクスペリメンタルさが魅力的ですが、今回はメンバーも1人増えて5人組となっています。今回歌詞は英語とアイルランド語はもちろん、さらにはイタリア語で書かれている。アルバムではバイオリンとチェロでゲストも参加している…と、書くとかなり盛りだくさんな感じですが全体的に一貫性があるので自然にすっと馴染んでいるのが良い。自らのルーツと他の国の多様な音楽とを行き来する豊かなサウンド。さらには現在と過去(歴史)を行き来する様な感じもする。CDのブックレットにも歌詞が載っていますが彼らのサイトでもデビュー作含め、全部観る事が出来る。The Spook Of The Thirteenth Lockというバンド名は「幽霊に取り憑かれた運河の水門にまつわる、古い詩の一節」だそうで、その辺も含めて「幽霊」なのかなとふと思ったり。タイトなリズム、バンジョーの音色、しっかりとした世界観とサウンド。心に沁みます。
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Transduction RecordsCD[released] April 13, 2012 


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