2011-10-25

2011 10/12 James Blake@恵比寿LIQUIDROOM

少し間が空いてしまい…って感じですが、かまわず書きます(笑)それでもこのライヴを観に行けて本当に良かったと今でもつくづく思う。
会場が19時と若干遅め(海外に比べたらまだ早い方かと思いますが)で前座が30分ほどで終わり、始まる頃には21時前になってました。
まだかまだかと待つお客さんからも明らかに「期待してます!」という雰囲気がビシビシ伝わってきます。年齢層的には案外幅広く、男性の方が多め。
James Blakeがまず1人で登場。想像以上に背が高い(そしてイケメン。笑)素朴な雰囲気の青年という感じでさらっと登場。静かにキーボードの椅子に座って10月にリリースされたEPからの曲、"Enough Thunder"でしっとりと幕を開けた。
…これがJames Blakeなのか!と思わず息を吞むような存在感。

思わず口を開けて見入っていると、次にドラマーとギター&サンプラー(ベース音的な低音も兼ねている?)が加わり3人編成のバンドセットになるとまた表情がころっと変わる。"Unluck"はアルバムで聴くより重厚かつビートが耳に残る。そこにエフェクトが加わり様々な感情を含んだ様なヴォーカルで、完全にもう世界が確立されている。
す、すごい… "I Never Learnt To Share"はシンプルな歌い出しから序々に音が加わり、後半盛り上がり方が本当に鳥肌。続く"Lindisfarne"も"To Care (Like You)"も圧倒的なサウンドと共に、James Blakeのヴォーカルが本当に魅力的。
後ろにいた人は曲が終わるたび「すげぇ〜!」と叫んでいたがすごく分かる(笑)お客さんの反応もかなり良い。皆それぞれに熱心に聴き入り拍手を送っていた。
  "CMYK"は最後の方は かなりダンサブルさも感じたし、Feistのカバーの"Limit To Your Love"もやはり最高。耳に直接鳴る様なあの低音もすさまじい。(歌い出だしをミスって止めてしまったハプニングはむしろ好感 笑)最後はThe Wilhelm Screamで締めた後、アンコールはDigital Mystikzの"Anti-War Dub"をバンドセットで演奏し、最後は1人でJoni Mitchellの"A Case of You"のカバーで締めくくり。これがなんとも感動的。

音源で聴く様な立体的なエフェクトはライヴじゃそこまかな〜とか甘い事を考えて私が間違いだった。ものすごく立体的でライヴで観る方が遥かに濃厚!ステージ横にPAが居て操作してるのは見えたけど、それだけでは無く、あちこちに工夫やしかけがあるようで、しくみがよく分からない(笑)でもバンド全体でかなり絶妙なタイミングで演奏しているのだろうなぁ。

印象的だったのは1曲1曲をしっかり区切っている気がした。というのも曲が終わるごとに照明を落としていて、次の曲とのちょっとした間を空けていたように思えた。(気のせい?)その効果もあるのか、確かにどの曲も似た感じが無くて、印象が異なるので観ていて全く飽きない。次はなんだ!?とわくわくしてしまう。
アルバムでの一貫としたクールさとはまた違い、ライヴで観る攻撃性や爆発力にビックリした。全体的な演出力もスバ抜けてるし。正直、ポスト・タブステップとかよく分かんないけど、そんな理屈無しにただただ魅了されるし、広範囲の人にスッと響くと思った。
これは一生覚えておきたい、いや覚えて居られる様なとてつもないライヴだった…。
あと James Blake、MCでの日本語の発音がめちゃウマ!(笑)ツイッターでも来日中わざわざ日本語でツイートしてくれる所なんて凄いと思った。このツイート も気になりまくるのですが…また来て欲しい!!


 
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海外のフェスのライヴ映像でしょうか。大きい会場で聴いても良さそうだなぁ…


これは先月KCRWスタジオライヴ映像。他にも数曲演奏したようです。


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